固まってできた岩石 <火山学・物質・溶岩>

溶岩は、火山噴火時に火口から吹き出たマグマを起源とする物質のうち、流体として流れ出た溶融物質と、それが固まってできた岩石。

一般にマグマが地下にあるときには水を主成分とする揮発成分をかなりの量含んでいる。

この揮発成分は常時少しずつマグマから分離し火山ガスとして放出されているが、噴火の際には一気に大量のガスが抜け出て噴火時の爆発や高く上る噴煙を形成する。

火口から流出する溶岩流にも揮発成分が含まれており、地上に出た際の圧力低下によって徐々にガスが分離するため多数の気孔や気泡を含んでいる。

溶岩の流動性は、その温度や成分によって著しく異なる。

温度が高いほど流動性が高く、冷えると固化する。

また成分的にはマグマ中のケイ酸成分の量が多いほど流動性が低下する。

日本を含む太平洋周辺の火山の溶岩は二酸化ケイ素成分の少ないものから順に、玄武岩→安山岩→デイサイト→流紋岩であり、後になるほど流動性が低い。

ハワイの火山のような玄武岩質溶岩は流動性が高いので、溶岩流が火口から10km以上流れることも多い。
update:2010年07月23日